Report
8/24~9/15
仙台市青葉区国見ケ丘にお住まいのH様。
地震の影響で外壁がひび割れているのを気にされて、今回塗装工事をご依頼いただきました。
まずは事前の現地調査でお住まいの状態を確認します。
外壁は前回の塗り替えの塗膜が、ひび割れ、剥離、膨らんでいました。
下地処理をしっかり行わないと、不具合が起きてしまいそうです。
屋根は色あせと塗膜が剥がれていました。
こちらも下地処理をしっかり行わなくてはなりません。
高圧洗浄で可能な限り、塗膜と汚れを落としていきます。
外壁も屋根同様、しっかり洗浄します。
ひび割れが太い部分はエポキシ樹脂を注入、塗膜が浮いている部分は手作業で塗膜の除去を行います。
今回は下地に不安があったので、全部で5回塗りで外壁を仕上げていきます。
まずは下塗り1回目、シーラー塗装。
既存の外壁と塗料を密着させる下塗り材です。
外壁に浸透しながら表面を固める効果があります。
下塗り2回目は、フィラー塗装です。
一般的にフィラーといえば微弾性フィラーといってやや弾力のある下塗り材なのですが、今回のフィラーはセメントのようにカチッとした下塗り材になります。
塗装した際に塗膜が膨らまないような効果が期待でき、荒れた表面を整えます。
下塗り3回目はシーラー塗装です。
ここで再び塗料の密着を良くするシーラーを塗っていきます。
この3回の下塗りで下地の状態をしっかり整えました。
これでようやく仕上げの塗装を行います。
中塗り(塗装4回目)で色を塗っていきます。
今回使用する塗料はビーズコートSiといって、透湿性(湿気をとおす性能)が高い艶消し塗料です。
外壁の内側で湿気が高くても塗装が膨らみづらい特徴があります。
今回のように、前回の塗膜に問題のある場合に適しているといえます。
また、艶消し仕上げなので外壁の艶がない塗装をご希望の方にもおすすめです(^^)/
上塗り(塗装5回目)で最後の仕上げになります。
最近の流行の濃グレー仕上げはこの周辺ではまだ見かけないので、インパクトがありますね(^^♪
屋根は手作業で下地処理を行います。
塗装は合計4回塗りで仕上げていきます。
下塗り1回目はシーラー塗装です。
こちらも外壁同様、塗料の密着をよくし、表面を固める効果があります。
下塗り2回目のシーラー塗装で、表面をしっかり固めていきます。
塗装3回目は中塗り(上塗り1回目)です。
鮮やかな色を塗っています(^^)/
上塗りを行い、屋根塗装完了です。
中塗りと同じ色を塗っていますが、光の当たる角度によっていろいろな表情がありますね(^^♪
洋風な雰囲気がでていて、とてもいいですね!
塗装以外にも、バルコニーの防水を行いました。
もともとは塩ビシートという防水がされていましたが、今回はウレタン防水という工法で施工します。
水が溜まって流れる部分は漏水が起こりやすい部分なので、しっかり直していきます。
床下に通気が取れるように、シートを貼っていきます。
床下の湿気が逃げられるように、脱気盤を設置します。
ウレタン防水材を2回塗ります。
これで雨の日も安心です(^^)/
最終確認後、足場を解体します。
完成までもう少しですので楽しみにお待ちいただければと思います(^^)/
それではまた!!
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