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4/3~4/9 足場架設 高圧洗浄 シーリング
名取市植松にお住まいのK様所有のアパートは今回が2回目の塗り替えです。
塗装したところが色あせていたり外壁が壊れていたということもありましたが、雨樋が壊れてしまっていて雨のたびに雨水がはねてしまうのがお悩みでした。
今回は屋根や外壁の塗装に加え雨樋の交換工事となります。
工事のスタートは足場の架設からとなります。
20所帯のアパートなので端から端までとても長いです!
足場の架設に1日、メッシュシートを貼るのに半日がかりで作業を行いました。
続いて高圧洗浄作業です。
通常ですと高圧洗浄機1台で洗うのですが、この大きさの建物ですので2台で洗いました。
外壁を洗浄しています。
屋根の高圧洗浄です。
コケや汚れがみるみる落ちていきます。
太陽光パネルの下は塗装出来ないのでその周りをしっかりと洗います。
洗浄した次の日はシーリング工事を行いました。
シーリングとは外壁と外壁のつなぎ目にあるゴムのようなもののことを言います。
弾力があり、雨水が入らないようにする防水性があるのですが、経年により硬くなり、ちぎれてしまいます。
そうなってしまうと雨水が外壁の内側に回り込んでしまうので、ただちに交換しなくてはなりません。
最初に、劣化したシーリング材をカッターなどで取り除いていきます。
つなぎ目のシーリングをすべて取り除きます。
シーリング材がはみ出ないようにマスキングしたらプライマーというシーリング材の下塗りをします。
これを塗らないとシーリング材が剥がれたりしますので、必要な作業なのです。
シーリング材をガンという道具をつかって充填していきます。
シーリング材をへらでならしていきます。
塗装工事は色を塗る前準備がとても大切です。
焦らず急がずしっかりと下地を作っていきたいと思います。
4/10~4/16 外壁部分貼替え 屋根下塗り・下塗り2回目 各所錆止め
外壁のサイディングってどのように貼られているか、ご存じですか?
従来は木を下地にして、釘などで貼っていくのが主流でした。
現在塗り替えをご検討されているお住まいは、大半がこの施工ではないかと思います。
外壁の中の通気がうまくいいってる場合なら問題ないのですが、中まで水が入ってしまうと木が腐ってしまうので、大変です。
外側からは確認できないので気づいたら外壁全面貼り替え・・
ということも起こりえます。
今回のK様アパートも外観からはわからないですが、内部では大変になってしまっていました。
外壁と外壁の間にある梁(はり)という部分です。
雨が降った時にあまざらしになってしまっていましたが、一見大きな問題が無いように見えます。
ですが・・・
下地の木が完全に腐っていました。釘も効いていないのでこのままでは大変危険です!!
今回の工事で気づけて良かったです。
下地の木を解体したら鉄骨が現れました。
これに再び下地を組んで直していきます。
外壁を貼りなおしました。
今回、下地の木が腐った原因は、窯業サイディング自体に雨水がしみこんでしまったこと、シーリングが劣化により機能していなかったことです。
窯業サイディングは塗装面が劣化してしまうと防水性は失われますので、雨ざらし(雨が溜まる)ような場所には適していません。こちらはシーリング後にガルバリウム鋼板という金属製の笠木を取り付けることで下地の木を長期的に守ります。
塗り替え工事は早くても10年に一度と言われています。
10年間メンテナンスをしなくても危なくないような修繕をすることが大切です。
塗装は鉄部のさび落としを行った後、錆止め塗料を塗りました。
仕上げの色に応じて、錆止めの色を変えていきます。
色を変える分、手間はかかりますが、仕上がりが一段良くなります。
アパートの塗装は入居者に普段通りの生活ができるように最大限配慮させていただいております。
続いて屋根の塗装です。
今回は2回目の塗り替えでしたので、前回の塗装にかかわらずしっかりとした付着が得られるシーラーを使用しました。
スレート屋根には2液のエポキシシーラーが一般的な下塗り材となりますが、基本的には浸透させる必要があります。
スレートに浸透しながらも膜を作るシーラーが仕上がりのいい下塗りになるのですが、塗料の付着力が強いので、前回の塗装を溶かしたり、剥がれさせたりします。
塗装用語でリフティングやちんこうと呼ばれる状態で、そうなってしまうと塗装面の全面剥離を行わなければなりません。
もちろん、前回の塗装の密着が甘い場合はすべて剥がすべきですが、そうでない部分まで剥がれかけてしまうのが2回目の塗り替えのむずかしいところです。
前の塗装屋さんがきちんとした施工を行っていれば問題ないのですが、そうでない場合はとても大変な作業になります。
今回使用している下塗りは、塗り替え時に下地を侵すことなく、密着力も高い、そんな塗り替えに最適なシーラーです。
1軒1軒にあわせてしっかりと下塗り材を選定することが、塗装工事ではとても大切なことなのです。
下塗りの2回目を行いました。
スレート屋根は塗料がしみこんでしまうので、下塗り1回塗りだけでは浸透するだけで、下塗りの効果が薄くなってしまいます。
ですので下塗りでしっかりと浸透させながら塗膜をつけるために下塗りを2回塗るのです。
透明なシーラーが艶が出れば、下地が整ったという状態です。
明日以降は屋根の中塗りや各所の塗装を進めていきます。
4/17~4/24 外壁下塗り・中塗り・上塗り 屋根中塗り 軒天下塗り・上塗り 破風下塗り・中塗り・上塗り 雨樋中塗り・上塗り 各所塗装
名取市植松のK様所有アパート。晴天の日が続き、作業は予定よりも早く進行しています。
今回は1週間分の作業報告をいたします。
まずは軒天の塗装です。
建物の天井部分のことを軒天と言います。
軒天は屋根裏の湿気がいっぱいあるので、カビやすい部分です。
ですので防カビ性能の高い塗料を選定する必要があります。
軒天の上塗り作業です。
軒天は紫外線をほとんど浴びないので、屋根や外壁に比べ塗膜の劣化はしづらいです。
代わりにカビが発生しやすいので、外壁や屋根を塗装するタイミングで塗装することをお勧めします。
続いて外壁の塗装です。
外壁の下塗り作業です。外壁は3色の色分け仕上げを予定していますが、下塗り材は全面白を塗っています。
外壁の溝が深いので、塗り残しが無いように丁寧にローラーで塗っていきます。
外壁の中塗り作業です。
2階部分は若干緑がかってみえるアイボリーでの塗装です。
もともとの色に近いカラーでのご希望でしたので、きっと気に入っていただけると思います。
外壁の上塗り作業です。
光沢を抑えた仕上がりになります。
かつては塗装の仕上がりの良さを表す表現として艶が半端ないっす!
というものがありましたが、近年は艶を抑えた仕上がりが人気です。
光沢を抑えた塗装は実は技術的に難しいので避ける業者も多いですが、お客様のイメージにより近づけるためには必須の技術だと思います。
屋根の中塗り作業です。
気温が低いからなのかはたまた腕が汚れるのを防いでいるのか。
あったかそうなジャンパーを着て作業しています。
きっと塗り終わるころには汗でびちゃびちゃになるでしょう。(^^)
しかしスレート屋根の中塗りでこの仕上がり感。
下塗りをしっかりしているからこそですね。
後日上塗りを行って完成ですが、仕上がりがすごくきれいになりそうです(^^)
外壁を3回塗った後は細かい部分の塗装を行っています。
髙橋がきわどい作業を真剣に行っていますが、カメラマンの指が映りこんでいます( 一一)
ベランダ面と両入り口面の塗装が終わり、残すは通路面の塗装となりました。
今回は玄関ドアの塗装も行います。
入居者の皆様、ご注意願います。
鉄部の塗装も行っています。
なぜかカメラ目線の谷澤。
順調に進んでいます。
日曜日は作業を休んで、月曜から再開します。
安全作業で頑張ります。
4/25~5/11 屋根上塗り 各所仕上げ 足場解体
4月上旬より行っていた名取市植松のK様所有アパート。
塗装完成して足場を解体しました。
まずは前回までの作業の続きです。
屋根の上塗り作業です。
4回塗りで綺麗に仕上がりました。
年数が経過したスレート屋根は屋根材に塗料がしみこんでしまうので、通常の3回塗りですと仕上がり、耐久性が劣ってしまう場合があります。
塗装回数を増やすことで上塗りの塗料の耐久性を最大限引き出すことができます。
基礎の塗装も行いました。
以前は基礎といえば塗らないもの、というイメージがありましたが現在基礎塗装をご希望されるお客様が増えてきました。
お住まいで塗れるところ、塗れないところがありますのできれいにしたい部分がありましたら是非一度ご相談ください。(^^)
足場の解体作業です。
大きな建物ですので作業する人数も通常より増やして1日で完了しました。
今回もとてもきれいに仕上がりました。
アパートは外観をきれいにすることで入居率が上がるという話をよく聞きます。
安定した入居率を得るために、また長くもつアパートづくりをするために塗装でのメンテナンスをご検討されるのもいいかと思います。
K様、今後も末永いお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!
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