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4/1~4/4 足場架設 高圧洗浄 シーリング
名取市愛の杜にお住まいのK様。
塗装をご検討されたきっかけは浴室の外壁がぼろぼろになっているのに気付いたからです。
凍害が起こっています。
寒い地域ですと結露した水が凍って、融けてを繰り返します。
そうすると外壁は徐々にダメージをうけて、写真のようにぼろぼろとなってしまうのです。
凍害を起こさないようにするには外壁に水が常にたまらない状態にすることです。
結露した水が壁ぞいに常に流れていると、凍害が発生しやすくなります。
それを防ぐためにはサッシの下に水切りを設置すると、改善されます。
塗装完了後に設置していきます。
もう一つは、定期的に塗り替えることです。
経年劣化によって塗膜の効果がなくなると、凍害が発生します。
ですので塗装をして塗膜を正常に保つことが一番の対策となります。
今回の状態ですとこのまま塗装することはできないので、部分での貼替えをしてから塗装します。
4月1日より工事を開始しました。
最初に足場を設置しました。
外壁塗装や屋根塗装を行う際は必ず足場を設置します。
法令で定められているというのはもちろんですが、職人が安全に作業でき、丁寧に塗装できるので品質が高まるからです。
約1日がかりで作業しました。
塗装が飛散しないようにメッシュのシートを張り、足場設置完了です。
続いて高圧洗浄です。
高圧洗浄機を使用して外壁を洗っていきます。
表面が汚れたまま塗装すると剥がれの原因になるので時間をかけてしっかり洗っていきます。
塗装をしない土間なども高圧洗浄でこの通り!
高圧洗浄も約1日で完了し、翌日から塗装の下地処理作業を行います。
最初にシーリングの工事をしました。
外壁のつなぎ目の部分はシーリングというゴムのようなもので埋められています。
築年数が経過すると写真のように切れてしまいます。
こうなってしまうと横殴りの雨が降った際に外壁に水が入ってしまいます。
水が入ってしまうと、凍害や腐食が起こってしまうのでしっかりと直さなくてはなりません。
まずは古いシーリングを取り除きます。
カッターや専用の器具を使って取り除きます。
取り除いたら次はシーリング材がはみ出ないようにマスキングテープを貼り、プライマーという接着剤の代わりになる塗料を塗っていきます。
シーリング材はそれ単体では密着力が低いので、プライマーはしっかり塗らなくてはなりません。
シーリング材をならしていきます。
使用するシーリング材にも、耐久性に違いがあります。
最近はフッ素塗料や無機塗料など、耐久性の高い塗料が主力になってきています。
シーリング材も変成シリコンやウレタンなど種類がありますが、塗料選びにこだわるならシーリングもぜひこだわっていただきたいと思います。
なぜなら、塗膜が長持ちしてもシーリング材が先に傷んで切れてしまってはもう一度シーリング工事をしなければならなくなるからです。
せっかくいい塗装をしたのに、もったいないですよね。
ですので外壁塗装をする際は仕上げの塗料だけでなく、下地に何を使うのか、しっかりご検討していただければと思います。
明日からは養生(窓などをビニールでふさぐ作業)を予定しています。
4/5~4/15 外壁下塗り・中塗り・上塗り 破風下塗り・中塗り・上塗り 軒天下塗り・上塗り 雨樋中塗り・上塗り
外壁のシーリング作業も大方終わり、腐食してしまった外壁の部分貼替えを行いました。
腐食した外壁をはがし、
似たような柄のサイディングを貼りました。
外壁材は数年でデザインが変更になるので全く同じ柄はなくなっている可能性が高く、部分での貼替えが非常に難しくなっています。
できるだけ近いものを頑張って探して貼り替えますのでご相談ください。
続いて養生作業です。塗装しない部分、窓などをビニールでふさいでいきます。
養生完了しました。新築に比べて、塗り替えは養生すべき部分がたくさんあるので時間がかかりますが、しっかり丁寧に作業していきます。
軒天の塗装作業です。防カビ性能の高い塗料を使用しています。
軒天の上塗り作業です。
塗装が傷む原因の大半は紫外線です。軒天は紫外線の影響をほとんど受けない代わりに屋根裏の湿気でカビが生えやすいです。
ですので、軒天の塗料選びは紫外線に強い(対候性の高い)塗料より、防カビ性能の高い塗料が最適な塗料となります。
続いて外壁の塗装です。
外壁の下塗り作業です。
窯業系サイディングという一般的によく使われている外壁専用の下塗り材を使用して塗装しています。
外壁の中塗り作業です。
ローラーという道具をつかって塗っていきます。
かつては、スプレーガンで外壁を塗装するのが主流だった時代があったようですが、現在ではほとんどの業者がローラー塗りを行っています。
ローラー塗りの利点は、大きな面積を塗るのに適していること、飛散が少ないので養生の範囲が少なくてすむこと、抑え込んで塗るので密着性が高いことなどがあげられます。
欠点は、段差がある部分や狭い部分などが塗りづらかったり全く塗れない部分があるということです。
そういう部分はハケなど、別の道具を使って塗ります。
その部分にあわせて道具を選定すること、使う技術をもつことが塗装においてとても大切なことです。
外壁の上塗り作業です。
きれいに仕上がりました(^^)
工程が前後しますが、付帯部(破風や雨樋など)の塗装工程です。
最初に足付けや目あらしと呼ばれる、サンドペーパーがけを行います。
表面に細かい傷をつけ、塗料の密着を良くします。
雨樋など、つるつるしたものに塗装するときはこれを行わないと剥がれやすくなってしますので、丁寧に行っていきます。
破風の下塗り材はサイディング専用のものを使用しています。
破風の中塗り作業です。
破風の上塗り作業です。
雨樋や破風が仕上がると、いよいよ完成が見えてきます。
貼り替えた部分の仕上げ塗装後です。
2階部分の外壁塗装後です。
最後は細かい部分の補修や、掃除を行って塗装工事は完了です。
先日は夕方までの作業で暗くなってしまったので、後日しっかりと確認します。
どんな仕上がりになったのか、足場解体が楽しみです。
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